篠原・波小僧探求プロジェクトについて
『波の音百年』 ...これは浜松市西区沿岸部にある篠原小学校の創立記念誌のタイトルです。
遠州灘沿岸部において、波の音は、いつも人びとの生活とともにありました。
時代を経て、海と暮らしとのつながりは薄れつつあるものの、かつて浜で力いっぱい遊んだ子どもたちの記憶や体験などを縁としながら、いまなお地域に息づいています。
その篠原では、いま地域の歴史同好会「浜風会」のみなさんが、「波音探求プロジェクト」として、波音の観察と記録に精力的にとりくまれています。このような、地域の住民が主体となってとりくむ調査は、暮らしと自然とのつながりが織りこまれた波音の風景を、未来へ受け継いでいくための大切な試みであると考えています。
以下の記事では、このプロジェクトの成果や経緯を、地域の歴史や暮らしを交えて紹介していきます。